チェンマイの旅
実藤 昌江(文) 荒木 透(写真)

今、LSC 関西での一番人気のロングステイ地がタイ北部のチェンマイのようです。
その昔訪れたことのあるあの街は私にとってはあまり良い印象がありませんでした。
しかし、最近はタイの生活水準が豊かになるに従いチェンマイの街はどんどん変化しているように思われます。
そしてなぜ皆がチェンマイでのロングステイに憧れるのか?単に”物価が安い”だけではないように思っていたので、その理由を知りたいと考えていました。

そんなところに会員のSさんから11月下旬にスコタイのロイカートン祭りがあり、それは幻想的で素晴らしいので一緒に見に行きませんかとのお誘いがあり、会員数人の方とそのお誘い旅行にのってみることにしました。
11月27日の朝10時過ぎに成田を飛び立つと夜の8時には、もうチェンマイの宿に居る(時差2時間)と言う手軽さ、ホテルのお値段も安く環境も抜群。
残念ながら南国のホテルでのんびりする暇もなく、次の日から早速お迎えの小型バスで観光となりました。

  第一日目  ピン川を中心に古都チェンマイにはたくさんの寺院があり飽きることがない。
  第二日目  スコタイで1泊のロイカートン祭りに出掛けた。途中雨にあったりして期待ほどではなかった。商業主義が強すぎるところがあり、お金を払った人のみが見ることができるのには、いささか興醒めしたのは私だけでしょうか。

  第三日目  その後チェンマイに戻り、ピン川沿いの船旅。これはまさに圧巻でした。船上でのディナー(これがイマイチ)を楽しみ、夜のとばりが降りるころ、いっせいに両岸にイルミネーションと花火の饗宴。そしてそれぞれの船からの灯篭流し。また、キャンドルの灯を燈した大きなランタンが次々と夜空をめがけ舞上がり、魂が安住の地を求めるかのごとく風をたより夜空の星となり消えていきました。

  第四日目  次の日からはチェンライまで行き、そこから更に世界最大の麻薬密造地帯で知られるゴールデントライアングルにはいる。ここはメコン川をはさんでミヤンマー、ラオス、タイの3か国が接している国境地帯でもある。

  その他の日 毎日観光の目玉イベントを満喫した。
・エレファントトレッキング(象の背中は思った以上に高くもう少しで振り落とされそうになった)
・イカダツァー(竹でできたイカダで川下り)
・トラ見物(どうしてあんなにおとなしいの?)
・首長族 (風習とはいえ女が哀れ)

チェンマイは観光には事欠きませんが、そればかりではなく日常の中にも、昔の日本の原風景がいたるところに残っていて何故かなつかしい。街の雑踏の中にいてもどこか落ち着けるのどかな雰囲気を感じるのは根底に同じ仏教国としての安心感があるのでしょうか。
10日間という超短いハードな旅でしたが、もう一度ご縁がありましたらの〜んびりとロングステイしたいと思います。最後にいろいろ細やかなご配慮いただいたSさまほんとうにありがとうございました。  お礼申し上げます。
 


1.お城の巨大ランタン
2.お祭りのパレード
3打ち上げ前のランタン
4.空を舞うランタン
5.エレファントトレッキング
6.子象のお絵かき
7.のんびりと牛車に揺られる
8.竹のイカダデ川下り
9.我らが川本代表
10.船上レストランにて
11.首長族の女たち
12.首長族の少女
13.メコン川の金色の仏像

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