タイ・チェンマイと中国のシーサンパンナの旅

去る1020日から31日の約11日間チエンマイとシーサンパナの旅に1人で行ってきました。その旅の記録をお届けします。                                                  2003年11月2日 田中 孝之 

プロローグ

チエンマイは今年2月にも行きましたがまことに住み心地がよさそうだったので、再度挑戦したいと考えていたところ阪急交通からバンコック往復10日Fix29.800のシンガポール航空のチケットを購入できたのが行くきっかけになり、それからメールでホテル探しを始めました。

2月に行ったとき使った現地のツアー会社ランベルに相談すると格好のスターホテルを探してくれた。三ツ星のホテルだが1人旅はこれくらいが手ごろである。これを1泊朝食付700バーツ(¥2100)で予約出来た。このランベルの社長はタイ人だがその下に山下、野沢氏の2名の日本人スタッフが旅の相談に乗ってくれるので安心である。今回も空港の送り迎えから世話になってしまった。かようにチエンマイは安心して安く旅が出来るから好きなのです。

真夜中であろうとも安心して歩ける町なのである。たとえ道に迷っても自分のホテルの名を告げてトクトクと言う3輪車タクシーに乗ればかなりの距離でも150円以上はとられないのである。言葉が判らなくってもあまりボッタクリにはあわない町なのである。後ろに座ってから運転席を見た写真です。窓が無いので風とうしのいい乗り物です。

食べものが美味しいのである。あちらこちらに日本人がやっている日本食堂もあるし、例えばその値段はカツどん定食で120バーツ(¥360)ぐらいで味も日本のカツ丼より美味しいしいくらいであった。当初は日本食ばかり食って生きていたが、ぼちぼちチエンマイ食を食べてみるとこれがかなりいけるのである。値段のほうも日本食の半分以下で済むようである。



  タイ独特の三輪タクシー
ただし量も日本食の半分ぐらいである。タイ人は見ているとお腹が空いたら食べるようである。だから日本人のように3食きちんとではなく、かなりつまみ食いする感じでそれこそ自由に食事を取っているような様子であった。だから屋台や食堂があちらこちらに数多くあるのだろうと考える。

外国人に対してもやわらかい接し方で付き合ってくれるようである。道に迷っても言葉がわからないが親身になって教えてくれた経験は1度ならずあった。それとバンコクなどの南の方と違い、この北タイ地方は中国の雲南にかけて山岳少数民族の巣のような所で日本人のルーツの1つではないかとも言われているようである。要するにゴールデンアングルといわれている地区である。チエンマイはその1番南端に位置した20万人口の大都市であるその所為なのか顔かたちも人情も日本の戦前戦後の面影のようなものをちらりと感じるのである。これはあくまでも私ひとりの個人的感覚であるかもしれないが、数多くの日本人老若がこの地にやって来てこの地の虜になってしまいロングステイしているのを見るにつけ私一人の個人的感覚だけでないのかもしれないと考えざるをいないような気がしてきたのである。

若者はここの女性の美しい容姿としつこいまでの優しさの虜になり、老人は年中続くむしろ暑いくらいの気候の中で安く快適に生活できる環境に惹かれるのだろう。もうちょっと涼しいところをというならばこのチエンマイから北に150km行ったところにチエンライという人口2万ぐらいの町はそれこそタイのスイスといわれている気候だそうである。ここはかなりの田舎でチエンマイからは車で3時間くらいかかるらしい。物価はチエンマイよりかなり安いそうである。ここにはやはり日本人がかなり住み着きジャポニカ米や日本の野菜などを生産してタイ全土に出荷しているとの情報を得ていたので行って見たかったのであるが、残念ながら今回は時間の関係でここへは行けなかった。

今回はゴールデンアングルの南端にあるチエンマイから飛行機で中国のゴールデンアングルの北端と考えられるシーサンパンナの中心地である景洪市「Jin Hon に飛び観光しようと考えました。ちょうど中国はこの101日よりビザなし短期観光が可能になったので出向いてみる気になったのです。以上かなり長いプロローグになってしまいましたが日時順に書いていきたいと思います。

  

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