トトロの故郷 「八国山緑地」 を歩く

平成24年6月11日北関東サロン会

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9時30分、集合場所の西武線「東村山駅」に19人のメンバーが集まりました。当日は好天の予報が一転し小雨降るジメジメのスタートとなりました。

今回は野田さんが計画した、「八国山緑地」を歩き、「都立北山公園」の花菖蒲を鑑賞する、8kmのハイキングです。八国山緑地は『となりのトトロ』の舞台となった七国山のモデルといわれています。

東村山駅を出て住宅街の車道をしばらく歩くと、武蔵野の面影を残した、クヌギやコナラなどの雑木林や原っぱとなっている田園風景が広がっています。畑には雨雫でぬれた満開の栗の花が、あたり一面に独特の臭いを漂わせていました。

木々が鬱蒼と茂っている森を歩き、森林から発散されている成分のフィットチッドを浴びると、細胞が活性化され免疫力が増し、ストレス解消や癌の予防につながるようです。時々深呼吸しながら森を歩いてみたところ、心なしか五臓六腑に気力がみなぎってきたように感じました。

この辺りには、新田義貞が鎌倉幕府と戦った久米川古戦場跡があり、尾根の東部にある塚の「将軍塚」と書かれた石碑でひと時、休憩をとりました。まだ行程の半ばですが小雨は続いています。

さらに歩き続け、「八国山たいけんの里」にたどり着きました。ここは東村山市のつくった埋蔵文化財センターです。係員から簡単な説明を受け、収蔵展示スペースに案内されました。このスペースには縄文時代の漆が展示されていました。縄文時代から漆を使っていたとは驚きです。

3時間ほど歩いたため、空腹と疲れで足が思うように動きません。そろそろお楽しみの中華料理がちらついてきました。そして、昼食懇親会で食べた中華料理とビールの旨かったこと。

腹ごしらえのできたところで、最期の目的地北山公園の菖蒲田へと進みました。このころから雨もやみ薄日がさすようになりました。道すがら聞いた開花情報では3分咲きとのことで、あまり期待していませんでした。ところが株分けのための一部の場所を除き、多くの菖蒲田はほぼ見ごろを迎えていました。江戸系・肥後系・長井系・伊勢系といった品種を十分鑑賞することができました。

こうして4時ごろ、再び東村山駅に集まり自由解散となりました。地元の居酒屋に向かった元気の良い人たちもいました。でも、酔いが廻りヨレヨレになって、やっと自宅にたどり着いた人もいたようです。年甲斐のない痛飲はほどほどに。

北関東サロン会は本年度から世話人代表を篠崎から野田さんに交代しました。次回は三浦さんが定例サロン会の後、東武動物公園探訪を企画しています。

                                       2012−06−18
                                       報告・WEB編集  篠崎春彦