「夜の大聖堂」
異教徒である私にも、その荘厳さが伝わって来る。内部には勿論「聖ヤコブ(サンチャゴ)」の棺が収められていて、だれでも見る事が出来る。昼間、ここにTAXIで到着した時、辺りにガイタと言うバグパイプの音が響いていた。ここガリシアは、ケルトの血を引く人達の地方でもある。

「BARにて」
立ち寄ったBARでちょっと一杯。左側の皿は「マテ貝の鉄板焼き」右側は「ニンニク風味オリーブオイル煮の子エビ」これだけを食べに又スペインに行きたくなる位ウンマイ。ワインを飲まない同行のSさんには申し訳ないが、これらの皿は赤ワインにドンピシャ!思い出しただけでよだれが出てきそう。

「LUGOのローマ時代の城壁」
LUGOの旧市街はこのローマ時代から有る城壁に囲まれていて、その全長約2Km。保存状態が良く、城壁の上は格好の散歩道。所々にこの様な門が有る。内部はしっとりと落ち着いた町並みが続き、この地方の中心であるこの街の雰囲気はVIGOと同様、上品!我々は、この城壁の直ぐ外側の道路に面したオスタルに飛び込みで一泊した。

「一泊¥1440の部屋」
この部屋、小さいが必要にして十分。廊下を20歩位行った所にシャワーとトイレの専用の部屋が有る。この部屋に連続して30日泊まると\35,000。宿泊客は、道路に面した入り口のドアのカギ、オスタル部の入り口のカギ、部屋のカギの3つのカギを渡され、日本並に安全な街に更に安全・安心。

「シガーラスというテナガエビ」
LUGOから直通バスで1時間の海に面した街、ア・コルーニャのBARで食べた「シガーラスの鉄板焼き」。25cm位の大きさで今回の旅行中最高のご馳走!!!これを一人4匹ずつ食らう。もう天国! 

「VIGO遠望」
VIGOという街はこの橋を渡って左奥に見える所。右奥はモアーニャ。貝類の養殖用イカダが多い。ポルトガルの直ぐ上に位置するVIGOの方言は、ガジェーゴというガリシア語。古ポルトガル語とも言い、限りなくポルトガル語に近い。スペインの公用語であるカスティリア語(カステジャーノ)も勿論通じる。このVIGOには日本人はほとんど居ない。海に面した場所は妙に心が休まる。

ガリシアは一度ご自分の目で確かめに行かれる事をお勧めするが、その時にはスペイン語をちょっと勉強してからにした方が良いと思う。何しろ4星のホテルでも英語が話せる人は居ないと思った方が良いのだから。それと、いわゆる観光名所だけが目的の人にもお勧めできない。サンチャゴは別格として古いケルトの遺跡とローマ時代の城壁くらいしかあそこにはない。ガリシアの自然と歴史と美味しい海の幸、そこに住む人達等に興味がお有りなら、お勧めである。

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