「モアーニャの海辺」 VIGOから小さなフェリーで15分(片道¥169)の対岸にあるこの街は、VIGOのベッドタウン。海沿いに広い公園があり、のんびりムード満点。VIGOに比べて部屋代が安く、住むにはこっちの方が良さそう。商店やBARは少ない。
「9階のホテルの部屋から」
部屋の真下はフェリー乗り場。対岸にはモアーニャが見える。朝夕には対岸の二つの町からの労働者が大勢行き来する。ちょうど香港のスターフェリーの様。このフェリーが人間的で、乗り遅れても出発直後なら戻って客を乗せていた。時折沖合いを大型の船が行き交う。

「カンガスの少年たちと」
VIGOからフェリーで20分の街、カンガスの突堤で出会ったグループと。明るく無邪気な彼ら全員の名前を漢字で、しかも筆で書いてあげたら大変な喜び様でこちらまで嬉しくなってしまった。この次にここに行ったら、又彼らに会いたいものだ。住所を聞き写真を送る約束をする。

「サンチャゴのパラドール」
キリスト教徒にとって非常に大事な街「サンチャゴ・デ・コンポステッラ」の大聖堂の前の広場に面して建つパラドール。外観に似ず、内部は豪華!!の一言。この街に行ったら必ず泊まった方が良い、と書いてあるのを見て、インターネットで予約し、日本の代理店経由では3万円近くするツインの宿泊費が\20,000で済む。スペイン全体でも5つ星のパラドールはこことあと一箇所のみ。

「天蓋付き ツインベッド」パラドールの部屋。若い女性達だったら歓声を上げそうな部屋で、調度品も一級品で埋められていたが、絨毯の下の板張りの床は歩くとギシギシと音がして、ウグイス張りの様。入り口のドアや物入れも重厚な木製作り。
「パラドールの廊下」
廊下とは言えない様な、豪華な応接セットが並べられた空間。この様な空間はパラドールの随所に有る。

マドリットと共通しているのは海産物が好きなこと。マドリッドは,どっちに行っても海までは数百キロは有ろうかという内陸の街だが、至る所に「マリスケリーア」という魚介類専門店が有って、網焼き、鉄板焼き、てんぷらに、マリネと色んな料理が有る。中には「ニンニク・唐辛子風味オリーブオイル煮の子エビ」の専門店すら有って、客はワインやビール片手に楊枝でつついている。ホタルイカのごく小さなモノも鉄板焼きやフライでよく食べているが、新鮮でイカの臭みなんて全然感じなかった。旅の間、最後の日にラーメンを食べた以外、毎食これらの魚介類を主食の様に食べまくった。パンはほんの少しだけ。飲み物は私は赤ワイン専門でアルコールのダメなSさんはほとんどいつもオレンジジュース。本場のバレンシアオレンジを3、4個使った絞りたてのジュースで、これを飲んだらビン入りのなんかは飲む気がしなくなる位旨い。値段は、ワインが1杯54円〜200円、ジュースは1杯200円位。ついでに他の値段も書いてみると、ミルクコーヒー(カフェラテに近い)¥108〜216 、コカコーラ¥240、スペイン風オムレツ1切れ\180、チンチョンのパラドールでのカフェラテ¥162、マテ貝の鉄板焼き(中サイズ10匹位)¥631〜¥1200、野菜のクリームポタージュ¥324、魚介類のクリームポタージュ¥582、ムール貝のマリネ¥642、クルマエビの鉄板焼き¥1424、食べ物と一緒にしちゃ失礼だが、プラド美術館の入場料¥361、行く前の下調べの段階では、それらの魚介類のちょっと凝った料理も食べる積もり だったのだが、いざ行ってみると、食べたのはごく簡単な調理法のモノばかりになってしまった。素材が新しいので、そうするのが一番なのかも知れないが。

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